小5いじめで自殺…ガイドラインの意味は?救われない生徒と適当な調査の実態

今も昔も変わらず続く「いじめ」問題。最近でもそのニュースは止まる事を知りません。

国が設定した「いじめガイドライン」の役割とは一体なんなのか?

いじめが発覚したのに放置され、自殺に至った小学5年生の女子児童がかわいそうでなりません。

不適切な調査ともみ消されるいじめの実態に迫ります。

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いじめのガイドラインとは?

いじめガイドラインとは文部科学省が定めた「重大事態」とされるいじめの可能性がでた段階で実行する義務があるマニュアルのようなものです。

その重大事態という判別の仕方は、

  • 生命、心身又は財産に重大な被害が生じた疑いが出た場合(自殺を図ったなど)
  • 相当の期間学校を欠席することを余儀なくされている疑いが出た場合(年間30日を目安とし、連続して欠席しているような場合が確認された場合は迅速に調査)

 

この2つのどちらかに該当する場合は調査する「義務」が生じるということです。

そしてこの該当するか?という判断をするのは「学校の設置者」という事になっています。

学校の設置者というのはつまり「市町村」の事ですね。

学校の設置者 = 校長 という訳ではないので要注意です。

こうやって見ると重大事態と判定されなければ市町村は動かないのか?と思うかもしれませんが、

重大事態に発展する前に「いじめ防止対策推進法に定める組織」という団体がいじめに対する情報収集を行うところから始まります。

いじめ防止対策推進法に定める組織とは?

いじめ防止対策推進法に定める組織とは主に2つの団体で構成されており、地方公共団体と学校側の組織があります。

しかし、地方公共団体は必須ではなく非常勤となっているので、実質は学校側だけで管理されていると思ったほうがよさそうです。

つまり最低でも学校側にいじめ防止策に特化した専門知識を持つ者を置く必要があるという事です。

この人間がいじめが実際に行われているかの事実の確認を行い、その結果を学校の設置者へ報告する事になります。

そこでさっきの重大事態に該当した場合は調査義務が発生するという仕組みです。

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いじめのガイドラインの違反を確認

今回報道で明らかになったのは、山口県宇部市立中で重大事態が発生し、調査に乗り出すも「学校側、市教育委員会が設置した第三者委員会の両方」がガイドラインを違反していたという事。

いったいどんな事項がガイドラインに違反したのかというと、まず重大事態と判断された場合「生徒、職員にアンケートやヒアリング」の調査を行う必要があります。

そして調査が行われる場合は、調査の内容を対象となっている生徒や保護者に事前に通知し、説明するという流れが必要です。

もちろんそのアンケートではいじめを受けた生徒や、いじめに関する情報を提供した生徒が絶対に
不利益を被ることがないように最大限配慮する必要もあります。

今回違反となった部分は、学校側も第三者委員会側も両方が、被害者側の生徒に対して調査方法や調査時期などを事前通知していなかったとの事でした。

さらにその調査のあとに第三者委員会から提出された報告書には「明確ないじめの事実確認はできなかった」とされています。

これに対して実際にいじめを受けている生徒側は調査不十分として再調査を申請。

その実態をいじめを受けた生徒の代理人弁護士に取材した報道陣が突き止めたという事です。

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いじめのガイドラインでも救われない生徒たち

これらの実態からわかったことは、実際に被害にあっている生徒の訴えは「学校や教育委員会には響いていない」ということ。

学校側としてはいじめが発覚することで、それに対処する膨大な手間がかかる事、そして風評被害を恐れていじめを「揉み消そうとする」という救いようのない現実です。

実際に行動に出るのは自殺など世間を騒がせるニュースが出てからようやく本気になる感じがしてなりません。

一体なんの為の組織なんでしょうか?

自分たちの保身の為に救いを求める生徒が報われない現実に嫌気が差しますね。

2017年に起きた兵庫県の小学5年生が自殺してしまった事件でも、学校側の実施したアンケートで「いじめが明らかになったのにもかかわらず」教育委員会は適切な対応ができなかったと認めています。

こんな有様じゃアンケートを実施する意味もないし、その間もいじめを受けている生徒を救う事なんてまずできませんよね。

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いじめのガイドラインの違反に対するネットの声

  • 警察が捜査介入できるようにしないと
    学校・教育委員会の体質は変わらないでしょう。
    命がかかっている事なので、真剣に取り組んで欲しい。
  • 教育委員会になる人間は、見てみぬふりする。
  • 残念ながらイジメは無くならない…。 人間が人間なうちは。 学生さんはイジメで、会社ではパワハラ。 言い方は変わるが本質は変わらない。
  • 教育委員会と学校関係者は自己保身しか考えない
  • 学校が使えないと思ったらさっさと教育委員会とケーサツに行ったほうがいい特に刑事的に罪に問えるような行為があったのなら さっさとケーサツへ行こう
  • いじめがあっては自分たちにとって問題になると思っている教育委員会に任せることが間違っているし、子どものためにならないこの組織はなくていい。
  • 思考停止に陥っている教育委員会と学校現場は、国のガイドラインに従うべきだ。
  • そもそも教育委員会や校長などは子どものことなんてみてないから!!
    うえしか見てないから!!
    教育こそ忖度の世界だから!!!
  • 国の指針を全うできない教育委員会って何なんだよ!
    それに、第三者委員会さえそれを分かってないって、何の為に招集されたんだよ!つまり、
    「いじめはありませんでした」
    と言うアリバイ作りなだけか

ネット上の声を見てみても僕と同じ意見がほとんどでした。

生徒を救えないのなら存在する意味がないと思いますよ。

警察もどこまで動くのかが疑問ですが・・・。

親、学校、警察にも頼れなかった子供たちが最悪の結果を招いているような気がしてなりません。

まとめ

国で定めた指針にも従わないというか、おそらくちゃんと理解していない・しようとしていない組織があるのは間違いないと思います。

そうじゃなきゃ両方がガイドラインを違反するなんて事態にならないはずです。

今回の報道を機に、学校側・教育委員会側も真剣にこの現実を受けとめてほしいですね。

一人でも多くの子供が救えますように。

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